ココフル・プロジェクトとは?

2011年3月11日の大震災で被災された方々に、ヨガや傾聴などを通じて心と身体を癒すお手伝いを目指し、
ヨガを学び伝える仲間が集まり活動をはじめました。

2011年11月29日火曜日

今週大槌町へ再訪します

12月1日〜4日の日程で4度目の岩手県大槌町へ行ってきます。
場所は前回もお世話になった、和野っこハウスと第7仮設団地の集会室です。

「肩こり・腰痛・運動不足解消クラス」
●12月2日(金) 10時~15時
サポートセンター「和野っこハウス」
(恵水溝仮設団地 あじさい館敷地内)
11:00開始 グループクラス
13:00開始 個人クラス

●12月3日(土) 10時~15時
大槌第7仮設団地
10:00開始 グループクラス
13:00開始 個人クラス

2011年11月10日木曜日

10月大槌町訪問レポートPart 2

10月の訪問だというに、今頃投稿しているココフルメンバー、マッキーことマキです。どうもすみません。
大筋のレポートは前述のミネ、エリカがしてくれているので、私はピンポイントに写真を交えてご紹介します♪

上の写真:こちらは2日目の午前、大槌町第7仮設団地にある岩間商店さん店先のベンチ。和気あいあい談笑中のお姉さま方です。
真ん中の女性は今回私たちと同行してくれた看護師のヨシコさん。
日頃から精神的なサポートやターミナルケアを実践されている方なので、初訪問ながら本領発揮。
行くとこ行くとこで被災者の方に寄り添い、心身の相談も受けていました。




こちらも同じ大槌町第7仮設団地の集会室で。お二人のご婦人をヨガ指導中です。
お二人には終始この姿勢で行っていただきましたが、ちゃんとヨガの練習をしているんですよ。
ヨガは足が悪くて立っているのが困難な方、病気で身体のどこかが動かない、動かせない方でも出来るんです。
言ってしまえば、呼吸をすることが出来ればヨガは出来るんですよね。
このときは、上半身の緊張をゆるめながら呼吸が楽にたっぷり出来るようなアーサナ(ヨガのポーズ)と心が落ち着く呼吸法をお伝えしました。



なんと、こちらの写真、いい歳した誰かさんが思いっきりあっかんベーをしているのが見えますかw

こちらは、6月の大槌町初訪問で一番最初に訪ねたグループホーム『城山の杜』を再訪させていただいたときの写真です。
こちらのホームは震災時には通われている方々のご家族も多く避難されていたそうです(その当時を想像するだけでどれだけ大変な想い、経験をされていたのかと思わずにいられません)

写真の説明に戻りますと、誰かさんとはライオンのポーズを実演中の私です(後ろに見えるご婦人も上手にあっかんベー♪ではなくライオンのポーズをなさってくれていますネ) ライオンのポーズは高齢の方の誤嚥(ごえん:食事中に食べ物をのどに詰まらせてしまうこと)を防ぐのに役立ち、この後は全員で何回もあっかんベーをしましたw
             
訪問始めには、ミネが顔ヨガを実演を交えて指導。
皆さんのお顔がほんわか緩んで明るくなるのを見て顔ヨガの効果を実感。
顔の筋肉がゆるむと反射的に全身の筋肉もゆるむんですよねえ。


こちらのおばあちゃんも看護師ヨシコさんとヨガに参加してくれました。


皆さんでヨガをしたり歌ったり、あっという間の1時間でした。
訪問最後には所長さんからお礼と共に「ぜひまたいらしてください」「今度はケーキを作ってお待ちしています」と言っていただき、こちらが感謝感激でした。
グループホームは自立をモットーに食事作りも出来る方が行うそうで、助け合いの精神も同時に感じました。
皆さん、どうぞお元気で(^^)v



今回の第3回大槌町訪問も山あり谷ありの連続でしたが、幼稚園児の女の子からグループホームのお年寄りの方たちまで年代もさまざまな方に様々なヨガや傾聴を通して交流してきました。
これからも少しでも被災地の皆さんの笑顔に逢うよう微力ながら通い続けたいと思っています。


今回出逢った皆さん、再会した皆さん、全ての方々に、

ありがとうございました。

すでに寒い冬を迎えているそうで、どうぞお身体を大切にお過ごしください。

マキ

2011年11月9日水曜日

気仙沼に行ってきました

 11月4日〜6日 宮城県気仙沼へ行ってきました、ミネです。

今回はいつものヨガでの活動ではなく、気仙沼の仮設住宅で暮らすココフル創始メンバー、リエのお手伝い。
津波により実家と家族を失いながらも震災後早くから各地の避難所でボランティアを続けてきた彼女は現在、被災者ケアをする団体に属して故郷の気仙沼で活動を続けています。

訪問した前浜地区の仮設では、入居の方々がとなりの土地を耕し野菜を作っていました。(おみやげに大きな大根をいただきました☆)
ここに住むちぎり絵作家の遠藤 しも子さんにも会えて、直接お話を聴くことができました。
津波で全てが流されのですが、瓦礫の中から一枚だけ奇跡的に発見され、この作品でカレンダーを作成したそうです。
                                  
        遠藤しも子さん          機械を使わない昔の漁を描いた「網起しの風景」
(A2版 一部500円で発売中。限定800枚。売上利益の半分はしも子さんへ。残りは前浜地区にコミュニティセンターを建てるための資金になるそうです。問い合わせ先は kokoperie☆jelc.or.jp  ☆の部分を@に変えてください)



夜は支援物資を渡す「つなぎ市」にも参加。
ここは地元の被災を免れた人が、同じ町で暮らしながら何もかも失ってしまった人たちに向けて、自分の家を開放し仲間で運営しているアットホームな集まりでした。
送られてきたダンボールは人伝やBlogで知り、全国からたくさん集まってきたもの。
来られる方もクチコミで、最初は緊張した表情ですが、わいわいとおしゃべりしながら物資を選ぶ中でみなさん良い笑顔になっていました。
ここではリクエストをもらい、少しだけヨガのポーズもレクチャーしました。


また、阪神大震災後より活動を続けている神戸のNPO代表者の講話を聴く機会がありました。
神戸での失敗を活かし、東北の仮設での孤独死を防ぐ。といったケア活動者向け内容で、地元で活動されている方々に混じり参加をして大変勉強になりました。
大切なのは、何よりも被災者の立場になって気持ちに寄り添うこと、まず話を聴くことなのだと思いました。

帰り道、福島県郡山市に寄り、ダライ・ラマ法王14世の講演会
「苦しみを乗り越え、困難に打ち勝つ力」〜地震・津波・放射能被害に苦しむ福島の人たちのために〜
へ参加しました。
こちらでも被災地で塞ぎこんでしまった人への対処法として、苦しんでいる気持ちをシェア、まず共にわかちあうことが大切だというお話がありました。
被災地に何度か通う中、話をしてもらうことの必要性を私自身も強く感じています。

今回急遽決めた一人での訪問でしたが、とても良い時間を過ごせました。
お世話になったすべての方々に感謝します。ありがとうございました!

☆次回は12月上旬、マキとエリカが大槌町へ訪問して、再びヨガのクラスを開く予定です。