ココフル・プロジェクトとは?

2011年3月11日の大震災で被災された方々に、ヨガや傾聴などを通じて心と身体を癒すお手伝いを目指し、
ヨガを学び伝える仲間が集まり活動をはじめました。

2012年1月6日金曜日

2011.12月大槌町訪問

2011.12月大槌町訪問
2012が明けました!
新しい気持ちでココフルプロジェクトを通して、本年も復興支援のお手伝いをさせて頂きます。
どうぞよろしくお願いいたします。


早速ですが12月の大槌訪問報告です。(報告が遅くなりました!) 
12月2日(金)サポートセンター「和野っこハウス」恵水溝仮設団地にて
マキが「肩こり・腰痛解消コース」を担当。
参加者の中には、以前は毎週スポーツをしていたけれど、震災後は体を動かす機会がなくなり、今回ヨガに初めて興味を持ち来てくれた方もいらっしゃいました。
また、和野っこのスタッフさん方も、リフレッシュに参加。ありがとうごいます。
さすがスポーツで体を鍛えてらした方ですね、
のびのび気持ち良さそうにポーズを楽しんでいらっしゃいました。
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様々なポーズで体をリフレッシュした最後に、
リラックスした姿勢で心を安定させる
深い呼吸のやり方をお伝えしました。 
ヨガ終了後は、顔色もとても明るくなって!
久しぶりにすっきりした!」と素敵な笑顔で喜んでくれました。
仲間から預かったココフルヨガ恒例の「さるそっく」のお人形のお土産付きです。


さて、こちらは膝に痛みがある方向けに、エリカが担当した椅子に座ってできる「チェアヨガ」のレポートです。こちらの女性たちは運動不足が続き、手のしびれやひどい肩こりに悩まされているとのこと。まずは指先をゆっくりストレッチして身体の末端の様子を自分で確認してもらいます。始めは少し緊張気味。



大きなゆったりとした呼吸をしてもらいながら、少しずつ動きを大きくしていきます。
椅子とテーブルで、しっかり体を支えているので、運動が苦手な方でも安心してのびのびできます。簡単な動きですが、うっすら汗ばんできたことにみなさん驚かれていました。
50分程のチェアヨガの後は、この通り元気な笑顔です。
リラックスした後は、色々なお話をして下さいました。
中でも、85歳になる女性(そのお年には見えないくらいお若くてお綺麗な方です!)の
一言が印象的でした。「津波っていってもねえ、私はこれで二度目だから!」 
なんと、1933年の昭和三陸地震でも経験されていたそうです。
「毎日自分でも体操してるから元気なの。その時も大変だったけど、とにかく前向きに生きていくしかないのよ!」とのこと。
凄い説得力でした。逆に私が元気を頂いてしまいました。(エリカ)

 ●12月3日(土)10時~ 大槌第7仮設団地にて 


ヨガ開始前、仮設に併設されている「岩間商店」さんで、団地の代表さんであるご主人から現地の実情を伺いました。
被災直後は、関東に暮らす私たちからは想像もつかない状況だったようで、聴いているうちに何度も涙がこぼれてしまいました。
生き残った私達が、この大槌を頑張って復興させなければ!」という岩間さんの
熱い想いと言葉に胸が震えました。
そして「これからも継続して大槌に通うぞ!」と私たちも決心を新たにしました。
(エリカ)

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こちらはヨガ開始前リクエストにより急遽行った、運転手兼マネージャーのマーク氏によるパソコン教室の様子です。この方はそのままヨガ教室にもご参加することに・・・

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この日は朝からとても寒く、雨の後雪も降り始め、東北地方の冬の厳しさを体感しました。
集会所は暖房を入れても足元が冷たいので、ウレタンマットを置いた上にヨガマットを敷き、冷えを防いでいます。

緩やかな呼吸と共に、日頃の運動不足を解消すべく、果敢にポーズに挑戦中。

最後は呼吸法で精神統一。
寒い一日でしたが、参加していただきありがとうございました! 
今回もヨガに来てくれた方や関係者の皆様に、仲間より提供してもらった「さるそっく」人形、「リボンのヘアゴム」、そして「毛糸玉」をプレゼント。
毎度のことながら、とても喜んでくださいました☆
協力してくれた皆様、本当にありがとうございました。
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おなじみ人気者「さるそっく」人形
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ヨガ仲間からのリボンのヘアゴムには、一点ずつ温かなメッセージが。
「ヨガには繋ぐ、結ぶという意味があり、人と人との出会いや結びつきが深まりますように」という想いをリボンに込めてくれました。

★毛糸玉の支援を募ったところ、たくさんの方よりお送りいただき、ありがとうございました!
現地の女性は、編み物、手芸などが得意の方が多く大変喜ばれました。
今後は、写真に撮りきれなかった分も含め、「和野っこハウス」で主催する編み物教室などでも利用してもらうことになりました。
皆さんからの支援の毛糸で、極寒の冬を少しでも暖かく、楽しく過ごしてもらえればと思います
今後も、手芸品、編み棒、布切れ、ボタン、新品の可愛い靴下等を常時募集しています。
協力いただける方は、ココフル・プロジェクトまで( kokofuru★gmai.com   ←★の部分を@に換えてください)お知らせください。よろしくお願いします。

<さるそっくのご報告>

前回10月の訪問時、和野っこのスタッフさんに「さるそっく」の作り方をユリエが伝えました。その後現地にて講習会が開催され、仮設の女性たちに喜んでもらえたそうです!


 <編集手帳> 
私たちの訪問も回を重ね、復興のために現地で日々汗をかく人たちとの出会いや再会があり、大槌の人々との繋がりが深まっていってこのブラウザではこの画像を表示できない可能性があります。いると感じます。
こちらの写真は、震災を機に故郷の大槌町吉里吉里に戻ってきた兄、弟夫婦と彼らのご両親が、津波で流された自宅の跡地で始められたバー「Ape(アぺ)」です。
Apeの建物は全てが手作り。
10月には無かった壁と屋根が、今回の訪問では取り付けられていました。(ビニール製で!)
きっと、街の復興のように少しずつ完成に近づいていくのだと思います。 


全てが流された被災地。今回の訪問でも街燈はぽつりぽつりとあるだけでした。
店を出て、宿に向かう車中から見えたものは、闇の中に浮かぶ店の明かり。
それはまるで店内に昔からあったような佇まいの暖炉(いただきものだそうです)の暖かさに、また迎えてくれるご家族の温かさにも似て、復興の希望の光に映りました。

被災された方たちも、復興に携わる方たちも、ボランティアたちも、みんなが集える場所。
私には、被災地が、被災された方たちが、私たちに向けて「がんばってるよ」と語りかけているように思いました(マキ)


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