ココフル・プロジェクトとは?

2011年3月11日の大震災で被災された方々に、ヨガや傾聴などを通じて心と身体を癒すお手伝いを目指し、
ヨガを学び伝える仲間が集まり活動をはじめました。

2012年1月13日金曜日

気仙沼へ再訪してきました

気仙沼報告2
昨年の12月22日〜23日の1泊2日で、気仙沼へ行ってきました。
11月に続き2度目です。短い滞在でしたが、報告させていただきます。(ミネ)


午前中は、気仙沼本吉体育館にて行われた、物資配布会のお手伝いに参加。
開始1時間前、朝から寒い中みなさん並んでいます。
みなし仮設と言われる借り上げアパートや半壊などによる自宅避難の方たちには、まだまだ物資が行き届いていないのが現状のようです。

ココフルで活動始める時に手伝ってくれて、現在は気仙沼で被災者支援活動をして働くリエがポツリと言ったひと言が心に残ります。
「ここは安置所だったから、震災直後は景色が全く違ったのよ・・・」   ここでどれだけの涙が流されたのかと思うと、
返す言葉もなかったです。



午後伺った本吉 前浜地区の仮設では、可愛いサンタさんたちに会いました☆
仮設の自治会長親子が、プレゼントを配って回ります。
こんなイベントが住民同士で行なっているところ、素敵ですね!



集会所で、唄の得意な安太郎さんご夫妻に民謡を教えてもらいました。
私が知っていたのは斎太郎節だけでしたが、たくさん聴かせていただき感激。
「(民謡の)歌集が流されちまって、教えてあげられねぇな・・・」と残念そう。
次回までに探して、お礼に持っていけたら。と思います。

手仕事得意な安太郎さんは、
わらで編んだ正月飾りを作り、仮設の方々に配っていました。

「でも、お正月できねぇ家が多いからなぁ。」と残念そうでした。カラフルな広告で作ったキレイな折り紙のボールを用意してくれていて、お土産にいただきました☆



ちぎり絵カレンダーのしも子さんに再会できました。
素敵なカレンダーのお礼のメッセージカードをココフルメンバーで作り、預かった物資と一緒に渡すことができました。
こちらでも、「お土産に持ってきな。」ときれいなちぎり絵を持たせていただき、感激しました。

                                                                      



前回、仮設の畑の立派な大根をくれたおばさんへ、
預かったプレゼントを届けてきました。

「(大根)また持ってかね?」
寒い中、わざわざ見送りに出てきてくれました。
ありがとう!おばさん、必ずまた来ます☆

仮設の方たち、こちらの顔を覚えてくれていて、
再訪を喜んでくれました。ありがたいことです。
こうやって物資を持って回れるのも、
ココフルを支援してくれている皆さんのおかげ。
大きいことはできないけれど、ご縁のあった土地にへ今後も通わせてもらい、
皆様から預かった温かい気持ちを届け、現地の方と繋げるのが役目だと思っています。 



<番外編>
物資配布会の本吉体育館のとなりの「はまなすホール」で、復興音楽イベントが開かれてました。こちらには、元ブルーハーツの梶原さんが日本一の苫小牧高校吹奏楽部と共演されると聞いていたので、見れなかったのですがちょっとご挨拶。
脱原発の活動でご一緒させてもらっていたので、忙しい中を笑顔で出てきてくださいました。ありがとうございました! 
前日には、漁師さんに船をプレゼントする式典に出席されていた梶原さん。被災地支援を精力的にされている素晴らしいミュージシャンです。


また、神戸の震災以降被災地でのライブをたくさん続けているバンド、ソウル・フラワー・ユニオンさんが南三陸町 志津川の仮設集会所に演奏に来ていました。3.11以降は東北の被災地を20回以上も回ったそうです。
仮設で暮らすリエのお母さんと一緒に、私も行かせてもらいました。演奏する曲は東北や全国の有名な民謡や昭和の流行り歌だったり、そこにいる人たちに寄り添った選曲です。温かい雰囲気の中、大盛りの豚汁が振る舞われ、帰りにはお餅やお米のおみやげも。(私の分は翌日仮設の方へ届けました)  行く時は乗り気でなかったリエママ、帰る頃にはすっかり大ファンに♡ 「こんなに楽しいなら友達も連れてきてあげればよかった!」と残念がり・・ 作戦大成功でした(笑)  音楽はたくさんの人の心に明かりを灯し、元気をくれますね☆


日が暮れていく広大な荒地に、一本のツリーがありました。
初めて訪れた志津川も大変な被害です。
道を訪ねようとパトカーに声をかけたら、多摩ナンバーで立川から来たお巡りさんたちでした。
応援派遣は、まだ続いているそうです。
行くたびに景色が変わっていく被災地ですが、
そこで暮らす人々の想いを忘れずにいたいです。

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