ココフル・プロジェクトとは?

2011年3月11日の大震災で被災された方々に、ヨガや傾聴などを通じて心と身体を癒すお手伝いを目指し、
ヨガを学び伝える仲間が集まり活動をはじめました。

2014年8月26日火曜日

クリスタルボウル★ヨガ


ヨガのシャバアーサナ(安らぎのポーズ)でクリスタルボウルを奏でさせていただいている、
深野さゆりです。




昨年からココフルプロジェクトに参加し、今回3度目となります。

4月に伺った時、メンバーから「ベルガ-ディア鯨山」と、そこで生まれた「かぜのでんわ」という絵本があることを知りました。

そして電話のエピソードと内容に心打たれた私は、6月にガーデンでの屋外ヨガを予定していると聞き、実際にその場所でこの絵本を読ませていただけたらと思い、買って帰りました。

でも、たとえ絵本としてデフォルメされていても、実際に大切な方を亡くされた方にとっては、聞くのが辛いという方もいらっしゃるでしょう。

そこでNPOつどいの元持さんともご相談して、ヨガの後にお茶会を開いて、その中で「聞いてあげても良い」という方がいらしたなら、朗読をさせていただくことにしました。

子どもの頃から絵本を描いたり音読が好きだった私は、社会人になってから声の学びをはじめ、時折会社でもナレーションをしたりしていますが、ご指導いただいている野沢雅子氏も「これはすばらしい本ね」と、たいへん感動されていました。

そして今回6月13日に、メンバーと風のガーデンに下見に行った私は、その白い電話ボックスの中にそっとひとりで入ってみました。



とても静謐な空間でした。皆さんの想いがぎゅっと凝縮されたような空気にはじめは身が引き締まりましたが、周囲を包む木々や草花のやさしい風景に心がゆっくりほぐれてきて、3年前に亡くなった父に電話をしてみました。

実家の電話番号をかけて、挨拶と報告と。何かが通じ合ったように感じたとき、ノートに少し、言葉を残しました。

14日、このすばらしいガーデンで、ココフル初の屋外ヨガが行われました。




懸念されていたお天気も、ぴーかんの青空です。参加者のみなさんが、太陽と大地を感じながら横たわったシャバアーサナの時、ベルガーディアの象徴である鐘の下からスタートして、みなさんの寝ている合間を縫って、クリスタルボウルの音を届けます。





遠くに海を見ながら、土と草花の香りを運ぶ風を感じながら、屋内の時とはまた違う、大自然と繋がる音の拡がりを感じました。

そしてヨガのあと、ベルガーディアの奥様が「森の図書館」の前のテラスでお茶の用意をしてくださって、お茶会&朗読会のスタートです。



おいしいハーブティとお菓子をいただきながらしばらくおしゃべりを楽しんで、

みなさんにこの本を読んで良いかを伺い、絵本を開きました。







「かぜのでんわ」に登場するのは動物たちです。

兄弟、母子、夫婦それぞれの語りかけが続きます。

動物の姿をしているけれど、それ故にそれぞれが想いを重ねやすく、

聞いてくださった方は目頭を押さえていらっしゃいます。




読み終えた後、「この絵本は持っていたけれど、自分ではつらくて最後まで読めなかった。

今日初めて全部お話がわかってよかった。」という感想をいただきました。

見ると他のみなさんも、頷いていらっしゃいます。

持っていても最後まで読めなかった、と仰るその言葉のむこうにどれほどの想いがあるでしょうか。

それははかりしれません。「人の声で聞くことで、受け入れることができた。」というお言葉もありました。
もしそう感じていただけたなら、本当に嬉しいです。

おそらくどこで読んでも心にひびくと思います。

でも、「場の記憶」という言葉を聞いたことがありますが、ここはまさにたくさんの時の記憶と想いが凝集された、特別な場所。

その場所で声に出して読んだ時、他とはどこか異なる「ひびき」があるように思いました。



電話を置いてくださった「くまさん」ことオーナーの佐々木格(いたる)さん、絵本という形で全国に知らしめてくださったいもとようこさん、朗読を聞いてくださった方々、そしてここに連れてきてくれた仲間とすばらしい機会を下さった方々に、心から感謝します。



ありがとうございました。

2014年8月25日月曜日

ヨガで復興支援
ココフルプロジェクト6月活動報告




えりかです(*^_^*)

美しいこの街に今回もまた訪問できて、本当にありがたいです。

新緑の季節、緑が目に眩しいとはまさにこの風景のことでしょう。




この写真は、今回2日目に開催した「ベルガーディア鯨山」での景色です。

ご覧ください、この抜けるような空と緑溢れる空間を・・・


今回は、なんと!

数年前から念願だった、ベルガーディアでのガーデンヨガ、

しかもさゆりとのクリスタルボウルコラボヨガでの開催でした。

なんとも素晴らしい空間で、夢のようなヨガの時間でした。

詳細は、まっきー及びさゆりのコーナーをご覧ください。


また、いつもコーディネートを快く引き受けて下さるNPO法人つどいの元持さんに

ココフル一同、感謝でございまする☆

☆つどいの元持さんとNewスタッフの佐藤さん♪


6月13日(金)午前

赤浜第3仮設集会所(みかづき談話室)


初めて伺いました、赤浜第3仮設集会所。



こちらでは、毎朝10時から有志でラジオ体操を日課にされているそうです。

気持ちの良い空の下で、せっかくですので、私達もご一緒させて頂きました。




気持ちいい~♪

でも、久しぶりのラジオ体操第一は、まじめにやると結構ハードでした(汗)


仮設のワンちゃんに見守られながら(^^)

お母さん達はお茶を飲んで、ちょっと一服。



いいですね~。のんびりしたこういう雰囲気。

支援員さん達が、さりげなくお茶を進めたり、お話しをして

お母さん達も、とても居心地が良さそうです♪

私もこのままここでお話しを続けたくなりましたが・・・(^^)

さてさて、それではそろそろヨガを始めましょう。





こちらでは、以前参加下さった仮設支援員さん達が中心になって、

ご自分の集会所に、ココフルのヨガを呼んで下さいました。ありがとうございます!

何度かお見かけして懐かしいお顔がちらほら・・・

初めての場所でも安心して進行できます。



集会所いっぱいになるくらい、たくさんの方が集まってくださいました。



そして小さな子供連れの若いお母さん達も♪






子供は容赦なく母によじ登りますが、母は全然びくともしません。

母は強し!


他にはご高齢の方や、膝や足に痛みがある方もいらっしゃったので、

座ってできるポーズを中心に、

身体の中心からじっくりとほぐして、の伸ばしてみました。

皆さんヨガでスッキリできたでしょうか?


それにしても・・・

これはいつも大槌でヨガをすると感じることなんですが、

小さい子供も高齢の方も、皆な一緒に同じ空間でヨガを楽しむ。

おばあちゃん達は上手に子供をあやし、ママ達がヨガに集中できるように

優しく見守ってくれます。

仮設での生活はまだまだ大変だと思いますが、こうして世代を超えて繋がっている姿には

人間らしい暖かみを感じ、いつも心がじんわりとします♪






そして最後には、素敵な笑顔が部屋中にいっぱい溢れていました。

私達が嬉しい瞬間です。

ありがとうございました。

是非またお会いしましょう!

6月13日(金)午後

小槌第5仮設集会所(四季の郷)


こちらも初めての集会所ですが、同じく支援員さんからのリクエストにより実現しました。

ありがとうございます!

午後から合流したさゆりのクリスタルボウルとのコラボヨガです。



私達はヨガを始める前に、必ず個別にその日の気持ちや体調の様子をお伺いしています。




このご婦人はすでに準備体操を開始。ヨガをやる気満々でありがたい!
私も張り切っちゃいます!

オリジナル準備体操中♪



小槌第5の皆さんはヨガに慣れてるようで、

ちょっとハードなポーズにもどんどん挑戦して下さいました。





「あ~、体中の血液が、生き生きしてきたみたい。」

「ストレスがぶっ飛んだ。」

「体も心も軽くなった。」


ヨガの教本に書いてあるような、素晴らしい感想を頂きました(*^_^*)





今月のヨギーニ決定~♪




最前列、私の目の前でかぶりつきで受けてくださったご婦人。

お歳を伺いましたが、信じられないくらい実年齢よりもお若くてしかもチャーミング(*^_^*)

女性は年齢って関係ないのですね。



お元気で若い方は、皆さん共通点がありますね。

1.必ず、ご自身で気をつけて毎日体操やストレッチをしている。

2.そして、心が超前向きで明るい!!!


私もこの年齢になった時、こうして元気で楽しく過ごしていたい♪

そう、年を重ねるのもそう悪いことばかりではない、と思わせて下さいます。

私は毎回、大槌のお母様達から学ばせて頂くばかりです。

参加下さった大槌町の皆様、今回も本当にありがとうございました。


また次回も笑顔いっぱいでお会いできますように!



えりか



2014年6月11日水曜日

2014年4月、復興支援ココフルプロジェクト

2014年春、桜、心躍る大槌訪問

みんな、いい笑顔。
活動を終え、岐路に向かう釜石線の中でワンショット(筆者撮影)
右から、なかなかブログに登場しないマーク氏、最近マルコに改名。
初登場、典ちゃん、さゆりちゃん、えりかちゃん。

というわけで、ブログ報告は遅いものの^^; 4月も行って参りました~大槌町♪


今回はいつも以上に↑ガールズ(?!)パワー全開で行って参りました!
エリカの湘南クラスの典子ちゃんが念願叶って同行してくれた上に、後から参上したクリスタルボウル奏者のさゆりちゃんは昨年ぶりの参加!!

ご機嫌の旅烏たち。
真ん中は(余裕の初登場?!)典ちゃんとは行きも一緒に。

今年の春はありがたいことに東京でお花見~♪、そして、2度目はもっと美味しいよ~♪♪で、大槌でもお花見を堪能させていただきました。





何故か日頃から、ただただそこに佇む木には話しかけたくなるタイプの私は大槌の桜たちにも"お~い、今年もみんなのために見事に咲いたねえ。すごいねえ"ってただそれだけなのですが...でも桜たちからはなんだか微笑みを返される気がする(*^_^*) 








中央公民館からは満開の桜が大槌町が見渡している。


ヨガ教室は今回もクリスタルボウルのおかげで大盛況だったのではないでしょうか!!!



(私が担当のときも最後のシャーバアーサナ(ヨガの最後に仰向けになってくつろぎを味わいエナジーチャージをする時間)ではクラスを受けている方たちに交じってクリスタルボウルの音に身を任せ、完全に音と溶け合って芯から浄化させていただいております。この場を借りて、改めてさゆりちゃん、どうもありがとう(^^
  










完全に音に溶け入る筆者





でも、忘れてならないのはヨガ教室にも出てこられない人々が沢山いるということ。
震災から3年経ち、念願叶ってやっと手に入れた復興住宅の家の中でさえも、震災直後から続いた避難生活中に痛めた腰に苦しむ人々が沢山いる。
私たちの活動はほんの些細なもので、自己満足の延長にあるものだけれど、一人でも多くの人が微笑みを取り戻せるきっかけになりたいと自戒と希望を込めて。



◎続いては、恒例の勝手に大槌レポート

溢れんばかりにジャージャーと出てくる出放題の湧水。
柔らかくてあまい!

今回も一つ大発見がありました。

大槌は昔から湧水の宝庫であったようで、漁業の町だった大槌町を支えていたようです。冷蔵庫の無い時代には冷蔵庫代わりに、海岸近くの湧水は水産加工に不可欠だったそうでそれぞれの井戸には所有者がいて海産物加工を営む「五十集屋」(いさばや)と呼ばれたそうです。また、湧水は震災前までも飲料水用で利用されたり、昭和初期までは共同炊事場として町民たちが集まってまさに"井戸"端会議の場としての役割をしていたそうです。

そして、震災後の現在、地盤沈下もあり、さら地と化した町のあちらこちらには新たな湧水も発見され、場所によっては蛇口が設置されて飲み水として今も利用されています。

が、それも間もなく、町を2m弱嵩上げする工事が始まり、町全体では100箇所以上あると云われる湧水の殆どが塞がれゆく運命にあるとう。。。せっかくの美味しい天然水、どうにか利用出来ないものかと思うもののペットボトルに詰めて販売位。それも工場を作るだけでもお金がかかる。。。

と、いつの間にか湧水(井戸)を囲んでまさに井戸端会議中。
テーマは何かこの湧水を利用したビジネスはないものか。。。



◎番外編





これは釜石泊する私たちの晩御飯の楽しみであったお店「ろばたや」の女将、と言っても私より10才以上若い彼女とのワンショット。









いつも美味しい東北の地酒を教えてくれて、テキパキとした接客と小動物のような可愛さが私たちの間でも大人気の彼女でした。なんと今春に結婚が決まり、お店は退職、岩手も離れてしまうそう。彼女との再会はいつの間にか大槌訪問の楽しみになっていた私たちにとってもう会えない寂しさがあるけれど、、、訪問中は何度となくお世話になり、美味しいご飯と日本酒、楽しい一時をありがとう。



"どうか末永くお幸せに♡生きてさえいれば、きっとまた会えるさ。

         出会えたことにありがとう"



全ての出会いには必ず別れがある。

だから人生、出会いを大切にしたいですね!!!(誰に向かって言っているのだ?!)





お店を出るときはいつも恒例の火打石の儀式.。カンカンと威勢良く背中で鳴らす石の音にお守りを頂戴したような安心感とお祓いの後のすがすがしい気持ちの両方を感じていました。本当にありがとう~幸せになってね!!!






2014年6月6日金曜日

大槌復興支援 ヨガボランティア 2014年4月 ☆えりか編☆


ココフルプロジェクト、今年も桜の季節に大槌再訪することができました。

いつも応援してくれてる皆さん、ありがとうございます。


大ケ口多目的集会所裏の見事な桜 ♪ 毎年感動します。マーク渾身の1枚!

2014年4月のココフルプロジェクトは、ココフル史上最高に華やかな活動に!

通常はマキ&えりかのコンビですが、
今回は助っ人隊として、2013年8月に参加してくれたクリスタルボウル奏者さゆりと、
初参加のエステシャン典子が加わり、パワフル女子4人と白1点マークとの、
てんやわんやの(?)珍道中の始まり始まり~♪




女4人>かしまし娘^_^; ずっとしゃべりっぱなし。誰のせい?


2014年4月18日(金)
「エールサポートセンター」


こちらでは、嬉しいことがたくさんありました。

ご病気のため不在だった方と、久しぶりの再会ができました。
震災以来、ずっと仮設にお一人で暮らしてると伺っていたので、心配していましたが、
この日は元気なお顔を拝見できて心から嬉しかったです。

他にももう御一方。最初お会いした頃は、足が悪く立つこともままならなかったのに、
随分お元気になられて、ズンズンと歩いている姿を拝見できました。
ヨガにもニコニコ笑顔で参加されて、私達が元気を頂いちゃいました。

震災に会い、仮設住宅に暮らす中でもいつも笑顔を見せてくださる素晴らしいお二人です。

そんな皆さんと、無理のない範囲での椅子ヨガを行いました。




初参加!のりこのスペシャルマッサージ。大好評でした!(^^)!


指先ほぐし、肩・首回りほぐし、そしてしっかり呼吸法を行って、全身の血行を改善。

みるみるお顔がお元気になり、
ヨガ終了後は、なんと、ヨガのお礼に・・・と、カラオケのお歌のプレゼントを頂きました!

サプライズ!

熱唱~ ♪


大槌の女性は、本当に歌がお好きでしかも上手です。

こんな時、お母さん達からマイクを向けられてもさっと十八番が出ない私達。

まだまだ修行が足りませぬ。

次回に向けて、まずはカラオケ練習だ~♪


ヨガクラスの合間に・・・

毎回訪問する城山の高台。

桜の枝の間から、整地が進む大槌の町が見えます。

全てが真平らになっていきます。これから盛土が始まります。


 

 
 こちらは廃校が決まった赤浜小学校の桜。

盛土のため、この桜さん達は今年で見納めだそうです。どこかに移植されるのならいいのですが・・・

今までたくさんの生徒、先生、そして父兄や地元の人達の思い出を見守り続けた桜。

今はどんな思いで佇んでいるのでしょうか。






整地が進む大槌の中を車で走っていると、あちこちに大きな水たまり・・・・・?

いえ、これは湧水です。

大槌は湧水の名所でもあります。

手ですくうととても冷たく、清らかな水。

もちろん飲むこともできます。美味しいミネラルウォーター♪



NPOつどい の元持さんに湧水の話を伺っています。

綺麗な水!整地でこの湧水を埋め立ててしまうそうですが、活用方法を模索中だそうです。

 
 

「大槌町役場スペシャルヨガ」 

毎回とても楽しみな役場ヨガ!(^^)!

半数は顔見知りのネイティブ大槌の皆さん。

そして半数は全国から長期で大槌復興のためにいらしてる方達。本当に頭が下がります。

ありがとうございます。

お仕事が相当ハードなのでしょう。体は正直ガチガチ。





それでも、ヨガにいらして下さる方達は、前向きだし、そして心はとても柔らかい。
だから、どんなポーズにも積極的に挑戦して下さいます。






簡単なポーズから開始して、次第に柔軟度を上げ呼吸を深めていきます。

しっかりとご自身の呼吸と向き合って頂きます。

体を整え、呼吸を整え、心を整える・・・・・




そして最後は、今回のスペシャル、さゆりのクリスタルボウル演奏でのシャバアーサナ

(くつろぎのポーズ)。


 
いつものリラックスどころか、天上へ、宇宙へ行ってしまいました。。。。

ヨガの後のクリスタルボウルは、本当に効きます。最強のタッグです。

細胞ひとつひとつが生き生きと蘇るのがわかります。

特に私は、脳内にたまってる感覚の電磁波が、スっと抜けていきます。

さゆりの演奏も、とても繊細そしてパワフルで、不思議なくらい素直な自分になっていくのが

わかります。

  
 
どのクラスでも絶品の演奏!さゆり

最後に。。。

今回も 大槌のNPO法人つどい の元持さんの大きなサポートのお蔭で
活動することができました。
元持さん、毎回本当に感謝です!

大槌の皆さん、また次回も元気にお会いしましょう☆

夜はほっと一息、パチリ!

 えりかでした(*^_^*)

 

 












2014年4月14日月曜日

2014年4月 活動予定

ココフル・プロジェクト、第14弾、岩手県大槌町へ再訪します。


活動内容
4/18 午前 エールサポートセンター
      午後  中村仮設団地
      夜  大槌町役場ヨガ

4/19 午前 大ケ口多目的集会所

今回は、クリスタルとヨガのコラボレーションでお贈りします。
どうぞよろしくお願いします。