ココフル・プロジェクトとは?

2011年3月11日の大震災で被災された方々に、ヨガや傾聴などを通じて心と身体を癒すお手伝いを目指し、
ヨガを学び伝える仲間が集まり活動をはじめました。

2011年11月9日水曜日

気仙沼に行ってきました

 11月4日〜6日 宮城県気仙沼へ行ってきました、ミネです。

今回はいつものヨガでの活動ではなく、気仙沼の仮設住宅で暮らすココフル創始メンバー、リエのお手伝い。
津波により実家と家族を失いながらも震災後早くから各地の避難所でボランティアを続けてきた彼女は現在、被災者ケアをする団体に属して故郷の気仙沼で活動を続けています。

訪問した前浜地区の仮設では、入居の方々がとなりの土地を耕し野菜を作っていました。(おみやげに大きな大根をいただきました☆)
ここに住むちぎり絵作家の遠藤 しも子さんにも会えて、直接お話を聴くことができました。
津波で全てが流されのですが、瓦礫の中から一枚だけ奇跡的に発見され、この作品でカレンダーを作成したそうです。
                                  
        遠藤しも子さん          機械を使わない昔の漁を描いた「網起しの風景」
(A2版 一部500円で発売中。限定800枚。売上利益の半分はしも子さんへ。残りは前浜地区にコミュニティセンターを建てるための資金になるそうです。問い合わせ先は kokoperie☆jelc.or.jp  ☆の部分を@に変えてください)



夜は支援物資を渡す「つなぎ市」にも参加。
ここは地元の被災を免れた人が、同じ町で暮らしながら何もかも失ってしまった人たちに向けて、自分の家を開放し仲間で運営しているアットホームな集まりでした。
送られてきたダンボールは人伝やBlogで知り、全国からたくさん集まってきたもの。
来られる方もクチコミで、最初は緊張した表情ですが、わいわいとおしゃべりしながら物資を選ぶ中でみなさん良い笑顔になっていました。
ここではリクエストをもらい、少しだけヨガのポーズもレクチャーしました。


また、阪神大震災後より活動を続けている神戸のNPO代表者の講話を聴く機会がありました。
神戸での失敗を活かし、東北の仮設での孤独死を防ぐ。といったケア活動者向け内容で、地元で活動されている方々に混じり参加をして大変勉強になりました。
大切なのは、何よりも被災者の立場になって気持ちに寄り添うこと、まず話を聴くことなのだと思いました。

帰り道、福島県郡山市に寄り、ダライ・ラマ法王14世の講演会
「苦しみを乗り越え、困難に打ち勝つ力」〜地震・津波・放射能被害に苦しむ福島の人たちのために〜
へ参加しました。
こちらでも被災地で塞ぎこんでしまった人への対処法として、苦しんでいる気持ちをシェア、まず共にわかちあうことが大切だというお話がありました。
被災地に何度か通う中、話をしてもらうことの必要性を私自身も強く感じています。

今回急遽決めた一人での訪問でしたが、とても良い時間を過ごせました。
お世話になったすべての方々に感謝します。ありがとうございました!

☆次回は12月上旬、マキとエリカが大槌町へ訪問して、再びヨガのクラスを開く予定です。

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